小さなことを大切に

コロナ対策として、借入金を増額し、在庫を増やしている旨を記述しました。

非常事態とその回復後の両にらみで行っているのです。

この方向性の選択は、会社経営にとって非常に重要です。

長期的に重大な帰結をもたらしかねないからです。

 

但し、気を付けなければならないことが有ります。

現場の店長や、経営者がこの水ぶくれ状態に慣れきってしまう可能性があることです。

 

経営の要諦は、総資産を上手く活用して、事業規模や企業価値を最大化する事です。

具体的には、最小の総資産で、最大のキャッシュフローを生むことなのです。

簡単に言えば、無借金で、最小の在庫で、最大の利益を生むことこそ、最上級の経営なのです。

 

若い息子達や、各店の店長には少々難しい内容かもしれません。

簡単に理解できるように、次の二つのことを常に意識する事です。

1. 売上ー売上原価=売上総利益

2. 売上原価=期首在庫+仕入ー期末在庫

期末在庫が増えると、原価は低くなります。

月末に車両や部品等が一気に入荷し、PC上の在庫に計上。

仕入は翌月の請求書等を確認しないと入力できな為に、仕入計上漏れが発生。

売上原価が過小となり、一見利益が増えた状態となります。

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