若者の時代
私のラインに珍しい人の連絡が入りました。
同業者の社長からでした。
内容は、ヤマハのオートバイであるSR400の限定車が、「入荷して直ぐ定価で完売した。今までのバイク経営で初めてのこと、とても嬉しい」と。
彼の店は2店舗ありますが、かなりの競争激戦区で、超がつくほどの安売りのメッカでした。
そこで2店舗とも数台があっという間に『定価』で販売できたというのです。
直ぐに我が息子達にその内容を伝えました。
すると、長男が「うちも全て定価で完売しているよ」との返事。
このSR400は1978年に初号機が発売されて43年を経過しました。
ヤマハのロングセラー商品なのです。
排ガス規制の為に、今回のモデルで製造中止となります。
ファイナルエディションとして、この限定車が1000台、一般車が5000台製造されて終了する旨のリリースがあって翌日のことでした。
他の地域の情報も集めましたが、この限定車1000台はほぼ1日で完売した模様です。
諸経費まで入れると80万円を超えるのにです。
長男に一般車のオーダーを多めに入れたらと進言すると、私の考えている数字の倍以上のオーダーを既にしていました。
大人しい長男にしては、物凄く大胆な決断です。非常に驚きました。それと共に本田宗一郎の言葉を思い出しました。
『いつの時代でも、年をとった大人たちよりも、若い人たちの方が偉い』