パレートの法則
このブログでも再三にわたり登場する法則です。
分かり易く「2:8の法則」と書き換えることもあります。
原義は、イタリアの経済学者であるパレートが見出した、所得分布の法則なのです。
例えば、国家などの総所得の8割は、約2割の高額所得者が担っているというものです。
経営書の組織論では、社員の仕事ができる上位2割と、仕事が出来ない下位2割、どちらにも属しない中間の6割の話がよく出てきます。
この上位2割の社員で、会社全体の利益の8割を捻出しているというものです。
そこで、この中間帯の6割のうちどれだけを上位に持ってくるかで、業績に大きな変化が生じるのです。
私は、自分自身の人生において、この法則をいろんな場面で体感しました。
そこで、常にこの割合を意識しています。
そして、ほとんど全てのことに『2割』を目指して行動しています。
単純に8割の人が『右』と言ったら、私は『左』に行くのです。
魔ダムからは単純に『天邪鬼』と言われています。
今回のコロナの影響で、この割合が相当変化しているようです。特にアメリカは格差が一気に広がりました。
2割どころか「1%」の大金持ちが全米の「株式・投資信託資産」の半分を占めるまでになったのです。
異常なアメリカは今後益々社会不安が増すことでしょう。
菅政権が長期安定して、日本だけはこのパレートの法則の比率を保つ、穏やかな国になって欲しいと心から願っています。
私が常日頃息子達に言っている『自助』、これがキーワードになっているのです。