経営者にとって

経営者にとって必要な要素はいろいろあり、その度に記述してきました。

その中にあまり詳しく述べてこなかった一つが「時機を読む」ことです。

広辞苑によりますと「ちょうど良いとき。ころあい」とあります。

 

例えば、私が勝手に経営の師と仰いでいる嘗ての塾の経営者。

10年前に塾の合従連衡時、自分より大手の全国制覇を狙う塾に自分の会社を高値で売却。

その資金で天神界隈の不動産を購入し、今では凄い資産となっています。

 

現況でその塾を売却しても、当時の半値がいい所で、不動産も高騰していて美味しくもいないことでしょう。

この『頃合い』を見極める、つまり「時機を読む」事は経営者にしかできませんし、それが出来る経営者は滅多にいません。

 

それほど重要な経営者の資質を、今まで何故あまり記述しなかったか?

それは「時機を読む」ような環境激変は、滅多に起きないからです。

リーマンショック時などがそれにあたるでしょう。

 

そして、10年来の環境の激変がコロナで起こっています。

これと時期が重なるように、二輪業界の販路再編が真っただ中です。

ここをチャンスと見ずして、何時がチャンスなのでしょう。

 

決断は経営者にしかできません。

改めて子供達に、「絵」を描けと発破を掛けています。

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