怖かった
片持ちの車庫の天井を二か所ロープで括り、地面の柵に固定。
雨戸のあるところは全て閉めました。
外に出していた自転車と大きな観葉植物を玄関に。
その他に気付いた小さな物品を片づけて備えました。
今までに経験したことの無い規模の台風が接近するのです。
私はかつて、台風で死に目に会い、身を持って怖さを知っています。
飲料水の備蓄、カップ麺の購入、髭剃り・スマホの充電、浴槽を満杯にして、最後に懐中電灯とラジオを枕元に置き就寝。
午前3時頃目が覚めました。
数分おきにかなり大きな風の音でした。
心の中で「どうか何事も起こりませんように」と祈りながら、つかの間のうとうとを挟んで午前7時に起床。
先ず停電していなかったことに安堵。
早速TVでNHKを。
中心気圧が想定より高くなった分勢力が弱まり、後数時間で過ぎ去ることが判明。
風が吹き荒れるのとぴたりと止む間隔が長くなってきたので、恐る恐る雨戸をあけて外を見ました。
門の先に見える公園の大木が1本根こそぎに倒れていて、もう1本は幹の途中から折れていました。
思い切って玄関を出て、家の周りを注意しながら見て回りました。
結果はほとんど被害なし。
『良かった~』が本音。
自宅を建てた時には、阪神大震災の直後でした。
地震にだけには強い家をと、基礎にかなりお金を掛けたのです。
当時は瞬間風速70mなどどいう陸上での台風は、福岡では考えられていませんでした。
これからの家造りは、見てくれよりも、耐震性と耐風性が何より重要な気がします。