三者三様
今回の自民党総裁選挙は、岸田、石破両氏が敢えて立候補したことで、非常に興味深いものとなりました。
菅、岸田、石破三氏のプロフィールを調べると、それぞれに面白いものが有りました。
先ず三人共に私大の出である。法政大学、早稲田大学、慶応大学。
東大出が一人もいないのが面白い。
次に彼等の座右の銘が、それぞれ個性を現しています。
菅氏:意志あれば道あり
岸田氏:春風接人(しゅんぷうせつじん)
石破氏:̪鷙鳥不群(しちょうはむれず)
春風接人は次に秋霜自粛と続き、儒学者の佐藤一斎の言葉です。
「春風のように優しく人と接し、秋の霜のごとく厳しく自らの行動を律する」
鷙鳥不群とは、陸奥宗光の言葉。
彼は幕末から明治時代に活躍。第二次伊藤博文内閣時の外務大臣で、日清戦争終了時の下関条約の締結に辣腕を振るいました。
「鷙や鷹は、小さく弱い鳥のように多数で群れたりせず、単独で立派に行動する」
現在では、菅氏が優勢ですが、政治には常に『まさか』があります。
誰が総裁になるのか分かりませんが、菅氏でなければ、日経平均は最高値を更新するのは難しいと思っています。
先ずは経済最優先に戻すべきです。
経済力の無い国は、安全保障面でも医療でも教育でも、後れを取るのは自明の理なのです。