理想と思っている間は普通人
安倍首相が、慶応病院で7時間に及ぶ緊急検査を行ったと話題になりました。
その後麻生財務大臣のコメントに「147日間連続で仕事をして・・・」
私も創業当時2月14日のオープン日から、10月8日にぶっ倒れるまで236日連続で仕事をしたことが有ります。
私の場合はたった一人でしたので仕方なかった面もありますが、よくやったという感覚もありませんでした。
当時から経営の本を読んでいると、経営者は倒れるくらい仕事して当たり前、そこからどれほど這い上がれるかが差になるみたいな内容のオンパレードでした。
その点では、安倍首相にも同情する私です。
しかし、世間の目はどうでしょうか?
安倍政権の支持率低下を見れば一目瞭然です。
何故なら、結果を残していないからです。
ITも発達していなくて、機械類も発達していない、そのような情報格差が大きな環境下では、ほぼ同じ生産性であれば、他の人より長時間働いた方が有利なのです。
ところが現在の環境はどうでしょう。
衣食住のほとんどのシーンで、同じようなものを所有していますし、同じ様な体験もしています。
小売業にしろ、サービス業にしろ、現在では、長時間働いたからといって、売り上げ高や利益が上がる構造にはなっていないのです。
これからは、3密も避けなければなりません。
長蛇の列ができる人気店など夢想するものではありません。継続できないからです。
解は、頑張らなくても儲かる店をいち早く作った方が、生き残るのです。
今までの戦術の逆を行う、強い精神力が試されます。
1.大掛かりな宣伝広告は打たない→SNS、HPの更新と、何よりのお客様の紹介を地道に
2.大量に仕入れて安く→他の競合店が持っていない製品を作るか仕入れて適正価格で販売する
3.今までの体験を増やす→新たな体験を創造し浸透させていく
『余り忙しくなくても儲かる店舗』、嘘みたいな話ですが、これを意識した経営者が今後の10年間を生き延びるはずです。