ダーバンとブルックスブラザーズ
新入社員の時に親に買ってもらったのが、レナウンのダーバンでした。
アロンドロンがCMに起用されていて、私の憧れでもありました。
学生時代からIVファッションが多かったので、心機一転の気持ちも有りました。
ところが、やはりスリムなスーツは自分に合わないことが判明。
翌年からは、オンワードのJプレスに変更。
東京に転勤になってからは、Jプレスと、ブルックスブラザーズを愛用して今日に至ります。
体育会系には、トラッドがしっくりくるのです。
私のこのつたないファッションも、歴史が大きく変わりました。
レナウンが倒産しても40年以上前のブランドでしたので、大した感慨はありませんでした。
ところが、つい最近ブルックスブラザーズの米国本社が破産法を申請したとのニュースが飛び込んできました。
Jプレスよりワンランク上の印象が私にはありました。
子供達に社長を引き継いだ時にも、それぞれブルックスブラザーズのスーツを買ってあげました。
確かにスーツやパリっとした服を着る機会は減りました。
需要減に新型コロナの影響が加わったのでしょう。
とても寂しい気持ちになりました。
優れたブランドを持っていても、継続するには並大抵の努力では済まない好例です。