これからも二輪業界
このコロナウィルスの影響を最も受けると思われるのが、コンサート等のイベントと思われます。
椎名林檎が強硬開催して大顰蹙をかっていました。
面白いもので、音楽業界の歴史を見ると、レコードからCD/DVDへと一気に変化しました。
ところが1998年に市場規模およそ6000億円でピークアウトします。
配信等に変化していったのです。
その当時は、音楽家の将来が危惧されたものです。
ところが最近になって、ライブ・コンサート市場が急成長を始めたのです。
今やその市場規模は3500億円。
福岡ドームやマリンメッセなどは、全国各地から人が列をなして押し寄せてきます。
その入場券を購入する事さえ、至難の業なのです。
キーワードは『本物』『共に楽しむ』『実体験』。
何を言いたいかというと、技術がいくら進歩しても、人と人とのアナログの世界は無くならないということです。
我々の業界は、一般的には、大変困難な環境と言われています。
1982年をピークとした新車販売台数330万台が、現在では30数万台まで激減しているからです。
昔と違って、メカニックの国家資格やメーカー資格の厳格化、工場の資格厳格化等、建築コストも含めて新規出店や開業には非常に高いハードルが待ち構えています。
そのせいで販売台数以上に販売店の淘汰も一気に進んでいます。
少なくなったが故に、バイク好きは音楽と同様『本物』『共感』を得られる店に集まらざるを得なくなりました。
滅多に行けないような店の方が、コアなお客様が増える可能性があります。
これらのことから、私はまだまだ二輪業界は面白い業界だと思っています。