初めてのこと
昨日は朝から東京マラソンのTV中継を見ました。
魔ダムはただ走るのを2時間もボーッと見るのと聞きます。
それに答えず私はTVの真正面に陣取りました。
「大迫傑」選手に非常に興味があったからです。
TVでの姿しか見たことないので彼の性格は分かりようがありません。
しかし、見える範囲では尖がっていることと、目に力がある事は理解できます。
それに何と言っても、他の選手は誰もが実業団という安定に属しながら、彼にはそれがありません。
幼子を連れて家族全員でアメリカに移住し、今日の日の為に2ヶ月間も単独ケニアで練習してきたそうです。
彼も同じように感じたそうですが、20キロ時点で私も彼は終わったと感じました。
それが30キロ過ぎて持ち直し、35キロ地点では2番目グループのトップに立ち、日本人トップに躍り出ました。
その時です。
私は、思わず涙ぐみながら「大迫頑張れ、頑張れ」と大きな声を出していたのです。
マラソンを見ながら大声を出したのは初めてでした。
インタビューでゴールの瞬間の感想を聞かれて、思わず顔を腕で覆い涙したシーンに、またもやつられ泣きしました。
彼は若い頃から「人と同じでは駄目なんだ」と言い続けていたそうです。
自分自身の日本記録を更新して、又1億円を手に入れました。
スポンサー料も跳ね上がることでしょう。
人より頭一つ抜けるには、やはり尖がってなきゃなと再認識しました。