経営者の条件
10月の弊社確定実績が出ました。
午前9時半から12時半まで、私、魔ダム、長男、次男、税理士を加えた分析会議です。
今年の状況が良くないまま一年過ぎようとしています。
こんな時に限って、不祥事が出る店舗があります。
長男が発見して店長に確認しました。
人は誰でも失敗はあります。
私はそのことは責めません。
悪い事象があったことを、トップに報告しなかったこと自体には猛烈に叱ります。
現場で起こった小さなことが、報告が無かったばかりに、大きなことに発展することが、今まで幾度もあったからです。
机を隔てて、長男と店長の会話を聞きながら、思わず長男から電話を奪い取りました。
そして、烈火のごとくその店長を叱り飛ばしました。
この数年、色んなことが有っても私は口出ししないでやってきました。
この店長の行為は、32年間の信用を一気にぶち壊す可能性があったからです。
それを代表者である長男に報告しなかった。
そこにきて、数店舗からまた資金不足のメールです。
私も見ましたが、店長の真剣みは全然伝わってきません。
今年1年を振り返っても『直ぐに本部に返金します』という「嘘」ばかりだからです。
傍から見ていても、落ち込んでいる長男の顔が痛いほどわかります。
そこで長男に、有名な経営コンサルタントの一倉定が言った「郵便ポストの赤いのも全て社長の責任」という意味が少しでも理解でき出したら、この苦境を乗り越えられるとアドバイス。
社員がチョンボしようが、社員がサボろうが、社員が横領しようが全て社長の責任なのです。
優しさと優柔不断の性格を自ら変えて、人に嫌われても動じない性格になり切らない限り、社長になっても苦しむばかりだと忠告しました。