シビアな世界
ある新聞記事を見て、成るほどと思いました。
30年生き続ける企業は、1万社のうち0.25%しかないというものです。
魔ダムは私に、もっと長期間仕事をせよと迫ります。
今までの感覚で事業が継続されるのならば、別に体力的にも問題は有りません。
それでも、息子達と会社の将来図等を毎日話をしていましたら、彼等の意見の方が具体的で理にかなって思えるのです。
強面で独断的だと思われている私ですが、自分の能力の限界には当に気付いています。
今後の激変する経済環境を考えると、事業承継のタイミングはドンピシャだったと思います。
私が経営相談を受けた時に必ず勧める「日経トップリーダー」のファミリービジネスの記事に、思わず膝を打つ文章が有りました。
「ベンチャービジネスは、戦略が正しくてもその戦略が効果を発揮するまで時間がかかり、資金不足で駄目になる。
一方ファミリービジネスは、引き継いだ商品やサービスで取り敢えず資金を回せ、時間稼ぎが出来る。」
問題は、この時間稼ぎの間に、如何にイノベーションを起こすかなのです。
とある企業の父親は、息子達に経営を譲って毎日自分に言い聞かせている言葉があるそうです。
『今は彼等の時代だ。今は彼等の時代だ。今は彼等の時代だ・・・・』