シンプル IS BEST
物事を決断する時には、いろんな要素が絡み、躊躇するものです。
一旦決断しても、果たして良かったかと不安にもなります。
私の32年に及ぶ経営においても、常に決断の連続でした。
その度に不安で眠れなくなり、誰にも相談できず、期日だけが迫る場面はしょっちゅうでした。
それでも、自分の情報はかなりの距離を移動し五感で感じたものだという自負は有りました。
それだけを頼りに、次々に決断したものです。
中には、社員から「そら、言わんこっちゃない」と言われたことも何度もあります。
そのような時には、自分なりの理由を考えて、相手を説得したものです。
ここからが重要なのですが、説得しても社員が納得しない時には「知ったこっちゃない、俺以上に会社と社員のことを考えている奴はおらん」と既成事実として終わったものとし、次の行動にすぐ移りました。
倒産した会社の社長の7割が『お人よし』です。
これだけ環境変化が激しい昨今です。
生き残るための戦いは熾烈を極めているのです。
躊躇している暇などありません。
ただでさえ、弊社は甘い会社と言われています。
楽しく・明るく・元気よく働ける環境を作るのは経営者です。
しかしその経営の中で、ルールやコンプライアンスを破るもの、実績を残せないものには『信賞必罰』を徹底する必要があります。
決断を下す、優先順位は、何と言っても「会社を存続させ成長させるため」。
次が社員が「この会社で働いてよかったと思ってくれること」
最後が「社会貢献できる会社」
これさえ間違えなければ、決断はさほど難しくも有りません。
本質は何かを、シンプルに考えることです。