売上も利益も伸ばしてなんぼ
人が成長するためには、「若いうちの苦労は買ってでもしろ」という言葉をよく聞きます。
現実的には苦労などというものは、そこらへんに転がっているものでもなく、自分で選択できるものでもありません。
いつの間にかとか、不意にとか、思いがけずとかやってくるのです。
そこで打ちのめされずに、更に上をいくことが出来る人になるにはどうしたら良いのでしょう?
先ず、普段から、順風満帆は続かない、でも同じように悪いことばかりも続かないという意識を常に持つことです。
次に決断する時には、「正しい決断や悪い決断はない。結果が良ければ正しくなり、そうでなければ悪いということになる」と達観する事。
最悪なのは決断を先送りしたり、しないことです。
その決断を迷った時には「困難な方を選ぶ」ことを徹底する事。
修羅場を経験してもがき悩むことで、人間の機微や社会の矛盾等を体験できます。
それが次第に免疫力となり、冷静な自分を取り戻せるのです。
傍からはその経験値は見ることは出来ません。
右腕を探そうと思うなら、小さな組織のリーダーを任せてみることです。
自分一人と、部下が一人いるとは大きく違います。
先ず、この違いを体験させて、その人の言動を注視するのです。
そのようなグループをいくつか作って観察すると、比較が容易になります。
それを繰り返しながら人の絞り込みを行えばよいのです。
リーダーには不向きだが個人の営業能力はずば抜けている人物には、常に「日本一」を目指させることです。
もし、それが達成したなら、次には「圧倒的な一番」を目指させればよいのです。
現状維持が見えたり、成績が下降線にも拘らず具体的な動きをしないリーダーがいたら、私は新人にでも替える決断をすることでしょう。