いずれ苦労する
見慣れない携帯番号から、私の携帯に電話がかかってきました。
ある証券会社の私の担当マンでした。
結論から言うと、「会社を辞めます」の挨拶でした。
前任者に替り3ヶ月も過ぎていません。
何時ものごとく、直ぐ辞めることは意味がないという話を言い聞かせたばかりでした。
中学、高校と受験戦争を潜り抜け、そこそこの大学に入り、一流企業に就職してもすぐに辞める。
確かに現在の日本は超売り手市場です。
それにしてももったいないと思います。
辞めるのならスキルアップを目指すべきです。
一つの会社に少なくとも3~5年いなくては、何も身に付くはずもありません。
そこで身に付けたことを基礎に、次に進むのなら理解できます。
ほとんどがこのタイプではありません。
甘えの構造そのものです。
恐らく転職を繰り返すだけ、収入も下がっていくと思われます。
長い歴史を振り返りますと、何事も山と谷があります。
日本経済の縮小、AIやロボットの発達、女性の社会進出増加により、人手不足も解消されるでしょう。
その時に「個人」に力が無ければ、あっという間に失業します。
今の若者は『失業』という言葉とその深い意味を理解してません。