一つの区切り
昨日小倉店に行き、賞与を配り終えました。
実績が良く、賞与もそこそこあったせいか、全員笑顔で喜んでくれていることで、私まで嬉しくなりました。
これで、私の賞与配りは終了しました。
30年に亘り、銀行に新札を用意して貰ったり、賞与袋を無償で頂いたり、社員への分担を悩んだりしたことが、走馬灯のように思い出されます。
来年からは、長男と次男が、自分の考え方で実行する事となります。
やっと肩の荷が下りた気がします。
新聞等で一人当たりの賞与の金額を見ますと、我々とあまりにかけ離れていてショックを覚えます。
理由はただ一つ。
儲けるような商売をしていないからです。
先ず、メカニック一人当たりの工賃は、最低でも70万円/月は超えなければなりません。
これが出来ないと、普通では賞与は出せません。
次に車両販売です。
新車の利益は10~15%くらいしかありません。
値引き率を最高でも3%以内に収めないと、これまた賞与どころではありません。
今年の10月からの株式投資は悲惨な状態で、大きな含み損を抱えました。
しかし、それまでは大きな利益を捻出して生活費に充てることが出来ました。
その為に私の年間給与はほとんど会社の資金繰りに投入してきました。
上記の最低工賃を稼ぐことと、値引き販売の自粛が無い限り、大きな賞与など今後は望めません。
私の力ではできなかった、この二つの課題の解決を息子達は取り組むことになります。
甘えに繋がるので来年から、会社に貸し付けた私のお金の回収を、しっかりと始めたいと思います。