メカニックの重要性
一昨日、筑紫店、小倉店へ、昨日大濠店、佐賀店へ抜き打ちで行きました。
必ず確認するのが工場です。
ある店舗だけ工場に誰もいなくて、作業していませんでした。
一人は電話応対で一人は休憩室。
小倉店は二人が工場で整備中でした。
私はいつも嫌味を言います。
工場に誰もいないときに、「暇そうだね」と。
すると大体、「たまたま今だけ整備が空いたのです」と返事は来ます。
30年以上もこの仕事に携わってきました。
いつ行っても、整備中の店とそうでない店はすぐにわかります。
一生懸命整備をこなしていれば、腕は上がり生産性も上がってきて、その店の粗利率も上がってきます。
何度も記述している通り、レッドオーシャンである国内のバイク業界の差別化は、技術力しかありません。
『あのメカニックにしか頼みたくない』と思われるほどの腕になる努力をしているのか、自問すべきだと感じています。
今後はお店の格差は、技術力の格差と同義語となる可能性が益々強くなると思います。
メカニックは、寸暇を惜しんで自分の腕を磨くべきです。
速く、正確に、粛々と整備をこなす。
その中でカスタム等のアドバイスが的確にできる。
消費税が10%になると個人売買が増えると思います。
そこで一般ユーザーが頼るのが、しっかりとした技術者なのです。
来年から、メカニックの給与にもっと信賞必罰の法則を取り入れたいと思います。