海外研修旅行 総括
今回の研修旅行で確信したことがあります。
一つはタイの経済成長力の速さと大きさです。
当然、国民の経済格差は大きなものがありました。
メカニックの月給は、我々の1/10.
経営者の月給は、我々の10倍。
ホテル近郊を見渡しても、その高層ビル群は、福岡市のレベルの遥か彼方を行っていました。
次に「ディーラー」とはどういうものかということです。
タイでもベトナム等と同じく、10~20坪の多くの「バイク屋さん」は存在します。
このバイク屋さんは、規模や設備に関しても、日本と同様かそれ以下の感じです。
ところが、「ディーラー」となると、日本のそれを大きく上回っているのです。
特に外資系は、アジア・パシフィックで物事を考えます。
日本が軽んじられる意味が理解できました。
外資系に引き続き、ホンダ、カワサキが大型専門店の販路政策に一気に切り替えました。
私は既述している通り、現場を知らない無知な政策と考えていましたが、世界は違いました。
井の中の蛙を痛感。
国内外の二輪メーカーはグローバルで勝負しています。
そうなると、日本だけ特別扱いは出来なくなるのでしょう。
こうなると、ヤマハも「バイク屋さん」と「ディーラー」を区別し始めることは、容易に予想できます。
弊社も、業態転換、店舗の統廃合等、一時も早く考えなければならないと思えた旅行でした。