非情
昨日ネットで速報が入りました。
ハーレーダビットソン新宿を経営する(株)村山モータースが7月18日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けたとのこと。
この会社は、1953年設立の老舗で九州にまで名が轟くほどの規模でした。
ピーク時の売上高は24億円を超えていたそうです。
以前記述しましたが、今年の4月にはドカティ東京ウエストが倒産。
一昨年にはトライアンフ横浜北が倒産と売上高の大きなところばかりです。
外資系の大型倒産が続くのには、それなりの原因があると思います。
色んな情報を聞く限りでは、大きな数字を目標とさせ、次々に車両を押し込んでいるのです。
真面目でお人よしの社長程、経営が苦しくなる構図だと思います。
何故こうなるかというと、外資メーカーの社長は数字を作らないとすぐに首が飛ぶ仕組みだからです。
外資系の各種小売り業が、日本に進出しては撤退する事を繰り返しています。
日本の中小企業の親父は、情で動きます。
ここが外資系は分かっていない。
数字だけのロジックでうまくいくなら、○○ジャパンなど不要です。
少しずつでも、販売店と共に数字を挙げて行こうとするべきです。
情とロジックのバランスを取る経営者でなければ、日本では受け入れられないと思います。
非情の跡に何が残るかと言えば、確実に優良な販路が減ったという事実です。