準備が8割
宝塚歌劇団を含む阪急グループの創始者である
小林一三氏の言葉に
「事業経営の神髄は
予備行為、準備行為に
充分の用意をすること
であると思う」というものがあります。
私の場合は自分のいい加減な性格のせいか
熟慮に熟慮を重ねるという具合には行きません。
それでも、何かのきっかけで
新店舗をオープンさせるのには
2~5年はかかっています。
未知のことですから、いくら考えても
必ず成功するなどという自信は生まれてこないわけです。
それでも、数年も同じことを考え、それに近い店や
業態等を見学したりしていますと
何となく「行けそうかも」という感覚になってくるのです。
そうなると周囲がいくら反対しても
最後は「やってみなけりゃわからない」
「成功するまでやり続ける」という
呪文を唱えながら実行に移してしまうのです。
オープンさせて、実際に営業を始め
気づいた点を修正しながら少しずつ
形が出来てくる感覚です。
私が今までも、ずっと苦労し続けているのは
やはり準備の精緻さに問題があるのかもしれません。