PLC理論
新店舗をオープンしてから、何とか実績が作れるまで3年、
黒字転換まで5年ほどかかるということは
今までの経験則で分かっていました。
最近、資金繰り等も含めて経営の舵取りが
かなり難しくなっているのは、
この4年で4店舗も出店したためです。
今まで通りであれば、今年1年しのげば
来年からはかなり楽な展開になる予定です。
このようなことを考えながら、経済紙を読んでいましたら
この私の経験則は、きちんとした理論だったことがわかりました。
マーケティングの大家であるフィリップ・コトラー氏が唱えた
『PLC(プロダクトライフサイクル)理論』がそうです。
これは、「導入期」「成長期」「成熟期」「衰退期」の
4段階からなりS字カーブを描くというものです。
我々の業界を考えると、売り上げ規模が小さく利益が全然でない
「導入期」が3年、急激に売り上げが上がり、減価償却等もこなし
利益がトントンになる「成長期」が4年~6年、
利益がしっかりと出せる「成熟期」が7年~10年、
売り上げも利益も縮小するものの何とか経営は成り立つ「衰退期」が
11年~15年といったところでしょう。
この「衰退期」に入った店をどうするのか
ここが経営者の悩みどころなのです。
生き残りをかけて、店に再投資をするのか
全然別の業態に転換するのか。
今まさに私の決断にかかっています。