些細な親孝行
義母は後3ヶ月足らずで95歳になります。
北九州を離れたくないとの意向に沿い
病院長が経営しているホームに入っています。
魔ダムは毎晩同じ時刻に携帯で連絡を取り
2週間に一度くらいの割合で私と一緒にそこを訪問しています。
たまに外食に誘うと喜んでいたのですが
昨年躓いて腰の骨を折ってからは、車いすで外へ出るのを嫌がっていました。
彼女は小倉の井筒屋で洋服を買うのが一番の楽しみと分かっていましたが
いくら誘っても、車いすでいろんな人に迷惑をかけるのが嫌ということで
今まで誘いに乗りませんでした。
昨日は、長男の結婚式用の服を買わなければならないということで
私が車いすを押して井筒屋へ。
各階の婦人服を見せてあげ、併設の甘味処で食事をしましたら
たいそう喜んで魔ダムや私にも洋服を買えと勧めるのです。
およそ3時間ほどデパートで過ごしたのですが
久し振りの笑顔を見て、やはり無理やりにでも
外に連れ出した方が良いと思いました。
なるだけ会いに行って、世間話を真剣に聞き
たまに外に連れ出し気分転換をさせる
この二つのことがせめてもの私の親孝行です。