こんな時こそ
嘗て不振に陥り、大手の傘下になった地元デパートを
少しでも応援しようと法人で外商との取引を始めました。
最初の頃は、僅かばかりの中元、歳暮の品の購入しかありませんでした。
その後担当者が「近くまで来ましたので」との決め台詞で
自宅を訪問していろんな商品をその筋の専門家と一緒に
見せて説明をするようになりました。
季節外れの商品をかなりのお得な価格で持って来たりするのです。
また私の趣味を聞きだし、色んな作家の絵画の展示会の案内をくれるようになり、
当時株式投資で利益が出た分をそこそこつぎ込みました。
お蔭で2年ほどはそのデパートに行くと特別室で高級チョコ付きの
珈琲をこれまた高級なソファーでゆっくり飲むことが出来ました。
ところがその担当者は競合の外商に転職しました。
その挨拶もかなりいい加減なもので
後任の担当者も電話で一言のみ。
外商用の1日限りのシークレットバーゲンも
DMが来るだけで電話もありません。
株式用の資金をほとんど会社につぎ込んだ現在では
担当者からのコンタクトがない事が実は有難いのですが
何ともお粗末な接客です。
インバウンドで何もせずに売り上げが増えたからでしょうか。
こういう時こそこまめにコンタクトを取り、御用聞きの感覚で
情報提供をしておけば、必ず何らかの成果があるのに・・・
デパートの外商という花形部門の担当者がこのレベルです。
構造不況業種と揶揄されるのも宜なるかなです。