何時か通る道
先日、久し振りにYSP小倉店に行った帰りに
義母のホームに立ち寄り、夕食に誘いました。
「何が食べたい?」と聞いても、いつも答えは
「何でもいい」なので、小倉駅そばのアーケード街にある
「湖月堂」に行きました。
私が鍋焼きうどん、魔ダムがビーフシチュー、
そして義母が松花堂弁当、を頼みました。
彼女はホームの食事に肉が無いという事で
美味しそうに魔ダムが差し出した小さな塊を食べていました。
デザートにお汁粉を頼んだのですが
これまたホームでは出てこないという事で大喜び。
片方の手を繋げば、もう片方で杖を突きながら
ゆっくりと歩くことができます。
その度に走れないので悔しいと言います。
94歳になる人でこうして歩けるだけでも凄いと褒めますと
「そうね、トイレも一人で行けるし、ご飯も自分で食べれる」と
少し得意げな顔に変わるのがとても可愛い。
翌日今度は、福岡の我が家近くのホームに車で両親を迎えに。
母を月に一度のかかりつけの病院に連れて行くためです。
環境が変わり、薬も効いているせいか、うつ病の症状もほとんど出ず
最近は近くの公園にある、1周300メートルの遊歩道を
ゆっくりですが2周歩けるようになったそうです。
病院でも医師から経過が良好なので、来月から更に
薬を減らしましょうと言われ
少しずつですが快方に向かっている事実が
とても嬉しく思えました。
母が「食事がまずい。魚しか出ない。」と
不思議に義母と同じ話をしますので
近々、肉を食べにに連れて行こうと思います。