関心
先日の朝、次男坊から携帯に電話がかかってきました。
用件は「菅官房長官が会見でタワーマンションの税の不公平をなくす」という
内容のものでした。
朝のTVを見て興味を持ったようでした。
そこで私が簡単に解説をしました。
固定資産税は床面積で決められるから、例えば東京のタワーマンション等では
同じ間取りの40階と4階では、恐らく数千万円の販売課価格の差がありながら
固定資産税は同額で節税や相続税対策に利用されている旨話しました。
福岡では20階以上のタワーマンションはめったにないので
あまり関係ありませんが、関心を持つこと自体が素晴らしいと
褒めてやりました。
夕方に今度は若手のバイクショップの経営者から
携帯に電話があり相談したいことがあると。
内容を聞きますと、これまた税金の話。
決算書を持参して来ましたので目を通しましたら
素晴らしい内容でした。
バイク業界もやり方を工夫すれば、まだまだ捨てたものじゃないと
少し嬉しくなるくらいの業績です。
私の意見は、「会社を将来どうしたいか?」という事が
一番重要だと答えました。
自分の為だけを考えて、ある年齢に成ったら会社を閉めるつもりなら
もう少し接待費等を使ったり、車やバイクにお金を使っても良い。
継続することが前提で、成長を図るつもりなら
生命保険等を使いながら税の繰り延べを行い
投資機会を調整するべきという事と
現在100万円の資本金を1000万円まで増額すること。
税理士から来期の彼の給料を大幅に引き上げるように
勧められたそうですが、私は反対しました。
自分の給料は少しだけ上げて、もう一人社員を雇えが答え。
考え方は色々あろうかと思いますが、税金はしっかり納税すべきです。
しかし、経営者にとって、税金とは『コスト』であることを
決して忘れてはなりません。
次男坊にもこの若手経営者にも
「酒も飲まないし、煙草も吸わない。その時点で
経営者としては半分成功した様なもの。
残り半分は日々の経営に関する猛烈な勉強」と
共通のことをアドバイスました。