どうなっている 頭の構造
ネットや新聞等でソフトバンクの巨額買収が話題になっています。
売上高1350億円の会社を3兆3千億円で買収するのです。
スマホの通信用半導体設計会社だそうですが
今までソフトや通信で利益を上げてきたソフトバンクと
ハードウェアの統合は相乗効果が見込めないと
ソフトバンクの株価は急落しました。
既述していますように、孫氏はアリババがまだ無名の頃
出資を行い上場と共に巨額の利益を得ています。
ただその含み益を入れても、ソフトバンク自体の売上高を
遥かに超える借入金があります。
更に借入金が増えるにも拘らず
彼の弁によりますと、「I o Tの入り口のところで買えてよかった」。
幾ら大企業であってもサラリーマン社長では
絶対にできないスキームです。
我々中小企業のオーナー企業であっても
借り入れは「減価償却の範囲内」とかの指標を先ず考えます。
我々には見えていない未来の姿が、彼にはわかるのでしょう。
振り返ってみますと彼の行動は、いつも「既存の体制側」には
受け入れられませんでした。
それでも、倒産することなくここまで大きくなっています。
『会社は経営者の器以上には大きくならない』という言葉を
改めて噛み締めています。