中小企業白書
今年の4月22日に中小企業庁から「中小企業白書」が
公表されました。
景況感が緩やかに回復傾向にある中、大きな課題が
3つ挙げられていました。
1.国内市場の縮小
2.人材不足
3.設備の老朽化
2009年に420万者あった中小企業の数は
2014年には381万者まで減っています。
このような中でも『稼げる企業』の中小企業の割合は
約19%もあります。
これらの定義は、大企業平均の経常利益率(4.34%)、
自己資本比率(41.7%)を上回る中小企業のこと。
この会社の共通項は、『積極的な投資』
(設備投資・人材育成投資・情報化投資)を行っている事。
面白いことに、無借金企業が増加傾向にある中、
無借金企業は、ある程度借金がある企業よりも
利益率が低くなる傾向にあることがわかりました。
これに関連し、経営者の年齢が上がるほど
投資意欲の低下や、リスク回避性向が高まるので
計画的な事業承継が重要と記載されています。
幸いにも私は、家族の者たちが自制を促すほど
積極的に投資を考えていますので
残る『現場力』が強くなりさえすれば
成長サイクルに入ることができると思いました。