逆行
米国のマネジメントの第一人者である
ピーター・ドラッカーの言葉の中に
「20世紀は資本の時代、21世紀は知恵の時代」
というものがあります。
確かに20世紀は鉄道や道路大きな工場等、大きな資本で
市場を席巻する人が成功していました。
鉄鋼王カーネギーや自動車王フォードなどです。
しかし、現在の成功者は、マイクロソフトのビルゲイツや
グーグルのラリーペイジです。
彼らは資本が無くて、アイデアとソフトで成功しています。
マーケティングやブランディングだけで売れたのは
20世紀の話で、ラリーペイジに至っては
「本当に質に自信があるならブランディングなど必要ない」と
言いきっています。
ところが最近のバイク業界は、カワサキ・ホンダ共に
大きな資本を投下してブランディングを実行しようとしています。
ハーレーやトライアンフも同様です。
確かにお金をかければ、立派な店舗に溢れんばかりの在庫、
お洒落で格好良い。
しかし、それでどれだけ継続して経営が続けられるでしょう。
それだけのお金があれば、従業員満足にどんどん使う方が
お客様にとっても良い結果が出ます。
バイク業界を知らない、机上の空論だけで考える
トップを持つ悲しさです。