経営のヒント
最近の新聞に、ヤマダ電機がある地域の免税店を
1年で閉鎖することが書かれていました。
中国人の爆買いが目当てだったのですが、当てが外れたのです。
中国人の爆買いは、日本製品の信頼性の元、
元高円安、税制による内外価格差等で昨年まで伸びて来ました。
その中には、転売目的のものもかなり含まれていて
それが中国の税制変更と元安円高によりメリットが
薄れてしまったのです。
ヤマダ電機の決断は経営者として高く評価できます。
素早い撤退はなかなか出来ないのですが
今後を考えても衰退は目に見えています。
ブームは必ず去ります。
そのブームを見誤り大きな投資を実行しようものなら
中小企業なら倒産の危険性が非常に高い。
経験上、ブームは「作りだす」か、「いつの間にかくるもの」と
考えて他店と違う取り組みを地道に行うことです。
その地道な活動で経営が成り立つようにしていれば
ブームが来た時に一気に成長できます。
そして他店を圧倒した後に、その利益で
次のブームに備えるビジネスを始めます。
これを繰り返していけば、自然と会社は優良企業になっていきます。