超元気な笑顔
先日の朝早く、記憶を辿ると午前8時半頃、私の携帯が鳴りました。
瞬間私の脳裏には「良くないこと!!」のイメージが
二つ三つ浮かびました。
電話を取ると、超元気な声で
「ご無沙汰しています。○○です。近くに来たので寄っていいですか?」と。
半年以上も会っていない知人でした。
私もつられて普段以上に大きな声で
「久し振り、よかよか、来んね」
何時も通りの元気な声に破顔一笑。
手には、ドリンクを二ケースにお見舞いまで抱えて
「今回は大変でしたね」と言いつつも
私に暗いイメージは似合わないとばかりに
私を元気づけるために自分自身の近況を明るく話してくれました。
53歳の彼は、最近会社を信頼できる一番の従業員に譲り
その会社の配当と株式投資・不動産投資で生計を立てているとのこと。
会社を譲った動機を尋ねますと「自分は人を使うのが苦手で下手」という
答えが返ってきました。
確かに株式投資と不動産投資は一人でできます。
その両方の投資結果を聞きますと、
前者では一般大卒の生涯賃金と同額程度を持っており
後者でも家を2軒に土地も持っていました。
彼は元来地頭は良く、何事にも前向きにチャレンジする
行動力の塊のような人物です。
大手不動産会社から数社の転職を経て
自分で会社を興し、最初は上手く行きませんでしたが
再び違う業種の会社を興しすぐに軌道に乗せる。
そして、人を使う会社経営は自分に向かないと悟ると
すぐに右腕に売却。
私の目を見据えて、大きな声と元気一杯の笑顔で話をする
彼の体中から『自信』が漲っていました。
こんな儲かった話を、この状況下で出来る相手は、私しかいないという
くすぐるような言葉を残して彼は帰って行きました。
改めて、落ち込んでいる私を励まそうとしてくれた
彼の心根に感謝しつつ、「超元気な笑顔」に
単純な私も『超やる気』になりました。