一日

弊社では、毎月末に実地棚卸を行い

翌「一日」に私が現地に飛び、私自身も再度実地棚卸を

行うということを繰り返してきました。

 

最近は、長男に任せていました。

長男には、実地棚卸の時に、『就業規則』と『出勤簿』が

各店長からすぐに出てくるか、それと

出勤簿をきちんとつけているのかも併せてチェックするように

年初に指示していました。

 

久し振りに、私も長男と同行し各店を回りました。

『就業規則』がどこに行ったか分からない店舗がありました。

それ以上に出勤簿の用紙が足りなくなっている店がほとんどでした。

 

長男に「毎月チェックしているのか」尋ねると

「忘れていた」と。

当然私から「ねちねち」と嫌味を言われる羽目に。

 

「例の件はどうなった」と私が質問。

「例の件て何、具体的に言ってもらわんと判らん」と長男。

「だけん、お前はつまらんたい」と私。

 

私は各種の指示を長男に出しています。

次々にスピード感を持ってこなし、出来ていない所は

随時途中経過を報告していかないと、それこそ

「何のことかわからん」状態になるのです。

こんな調子を12時間の同行中彼は耐えなければなりません。

 

単純なことなのです。経営者になるということは、

激変する環境に瞬時に合わせていくために

自分で苦労して得た情報をもとに仮説を次々と打ち立て

それに向かい実行・検証・仮説の再構築を繰り返さなければならないのです。

 

情報を得るにも、環境の変化に気づくにも、

各種カテゴリーの読書等は基礎の基礎です。

その初歩の段階すらできていないことを恥じて

一時も早く経営への次のステップに登って欲しいものです。

 

全てのカレンダーが、4月に変わっていて

神棚の榊が新しいものになっている店舗が数店あったことに

店長の成長も感じた「一日」でした。

 

 

 

 

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