急激な変化
中国における紙おむつの需要が急増しています。
一人っ子政策を廃止して子供が増えることと、
急速に進む高齢化の影響です。
1997年に米国P&Gの「パンパース」が市場を席巻したのですが
その後2000年に日本のユニチャームの「ムーニー」に火が付き
ユニチャームは中国に5工場を持ち、かなり田舎の小売店舗まで
商品を届けていました。
最後発が2009年の花王の進出です。
遅れた分、中国の工場や小売店舗をあまり確保できませんでした。
ところが、ネットで販売するように注力すると
「現地産より日本製」ともてはやされ
「日本製メリーズ」は急激にシェアを伸ばすのです。
このように今日の勝ち組が明日の負け組になることが
ネットによっていとも簡単に起きてきます。
この連休の土曜日新聞朝刊の折込に
久し振りに2店のバイクショップのチラシが入っていました。
一つは全国区で、一つは某メーカーの専門店。
今までと全然変わり映えしません。
最低でも1回の折込で20万円前後かかります。
ほとんど効果のないこのような広告より
面倒でも、地道なHPのブログ更新の方が
遥かに有効でお金もかからないと思います。
数年前から私はこの考えの元、弊社グループ各店に
ブログ更新の推奨と内容のヒントを教え続けました。
その教えを確実に実行している店主は
まだ一人もいません。
二輪業界でその店を黒字にするには
この急激な変化に対応し
「物売り」から「事売り」に移行することです。