足元を見つめ直す
朝一番で不動産業者のS君から携帯に連絡が入りました。
彼のもたらした投資用不動産の情報は、二つあってどちらも
場所も建物も非常に気に入ったものでした。
超高額物件でしたので、私の人生初の大型借り入れを
考えていながらも、もし買うことになったら
ちょっとビビるなとも思っていました。
それでも、買えることになったら、私の信条である
「乗りかかった船には乗る」で
大きな決断をしていたでしょう。
ところが、一件は私の予想より1億円高くなり
もう一件は、まだ売らないとの結論に至ったそうです。
S君は済まなさそうに伝えてきたのですが、
神様が「私にはまだ早い」と諭してくれたのでしょう。
さあ、私の仕事がなくなりました。
弊社の1月の月次決算が出て、
どの店もまだまだ浮上のきっかけが
掴めていません。
どうせ数億円の借り入れを覚悟していたのです。
このお金の一部でも既存の店のリニューアルに
使用して、浮上のきっかけを作ろうと思います。
確かに足元が不安定では、いくら立派で大きな上物を
造ってもすぐに倒れてしまいます。
社員を少し甘やかしていました。
今後は『カネも出すが口はもっと出す』で
早急に実績の改善を図ろうと思います。