愚痴と悪口

最近弊社を辞めたある人物が、弊社と私の悪口を

ある店舗で言い放っていたとの内容が

私の耳に聞こえてきました。

 

私が、一番寂しく感じ、残念に思う瞬間です。

ほとんどの中小企業の経営者がそうであると思いますが

先ず社員の事を一番に考えているのです。

 

何故なら、社員がいなければ中小企業は会社の存続が

出来ないからです。

私としては、法律違反や平気で嘘を付く人以外は

縁あって弊社に入社したのなら何らかの形で

残って欲しいと考えています。

 

辞めていく人と私の思いがこれほど違うことに

私の力の無さを感じます。

その度に、自分を奮い立たせ誓うことは

こんな私でもついてきてくれる残った社員には

絶対に良い思いをさせてやるというものです。

 

私自身もいろんな場面で、愚痴や他人の悪口を言いたい衝動に

駆られることがあります。

でも、なるだけ堪えて少なくとも

他人には洩れないようにしています。

何となく、洩れれば洩れるほど運が離れていく気がするからです。

 

でも、あまりに内に溜めていたら、ストレスで気が変になりそうです。

そんな時には、家の中を「ぶつぶつ」言いながら

あちこち歩き回っています。たまに床を蹴りながら。

 

すると、内容を知らない魔ダムは決まって

「うるさ~い、邪魔だし庭でやって!!!」

仕方なく庭に出ると、玄関で寝そべっている

愛犬マジェスティだけは、私に何かあったとわかるらしく

すぐに起き上がって私についてきます。

 

私を信じ切り、全てを委ねている、

その澄み切った円らな瞳を見るにつけ

自分自身の器の小ささを反省するのです。

 

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