やはり、いました!
「床屋さん」はこれからの日本では
素晴らしいビジネスモデルだということを先に述べました。
その理由は、大きく二つあると思ったからです。
高齢化が進み理容室の需要が伸びる。
美容室に取られ若者のなり手がいなくて、競争相手が激減する。
とまあ、単純に考えていたわけですが
私の浅はかさを思い知りました。
このようなネガティヴな理由からではなく
最高級の理容室を目指している会社があったのです。
それは「ヘアーサロン銀座マツナガ」です。
HPを見ますと、国内17店舗、ドイツ、ベトナムにも
お店を展開しています。
売上高は記載されていませんでしたが、従業員数95名。
高級感のある店内に、何処にも負けない接客と技術。
価格帯を見てもそれほど高くはありません。
どのように利益を出しているのか不明ですが、
マツナガが今年の6/12に、最高級クラス理容室
「GINZA MATSUNAGA DE CLASSE」を
オープンさせました。
写真を見る限り完全個室で
最上級の椅子が準備されているようです。
この会社のPVがHPにありますが
一度は行ってみたい気にさせる優れものです。
HPの完成度や店内の高級感等、普通の理容室では
とても真似できないハードが差別化になっていると思います。
ただ、私が一番感心したのは、どの店にも
『スタッフスケジュール』が掲載されていることでした。
個人名が記載されており、殆んど各個人の定休日が決まっています。
このことによって、店全体では定休日が無くて済み
お客様も自分の気に入った人が、
出ている日に来れるようになっています。
当然指名が多い方が、給料は高く設定されていることでしょう。
そのことによって、スタッフの接客や技術レベルも
更に上がる仕組みだと思います。
世間的に衰退産業だとか、将来性がないだとか
外部はいろんなことを言います。
しかし、どのような業種でも、勝ち組はその理由と共に
必ずいることの良い見本だと思いました。