雑草
今頃の季節は、色とりどりの花が咲き乱れて
気持ちを和ませてくれるのですが、
雑草の成長も著しく、その駆除には頭を悩ませます。
その雑草を駆除する時に、駆除すべきか残すべきか
いつも悩むのが、下記写真の「蒲公英」です。
雑草群の中に小さくではあるが、群れるわけではなく
周囲の緑に混じり、堂々と主張する黄色。
英語名は、ダンディライオン(dandelion)。
仏語では、ダンドリオン(dent de lion)。
日本語名は、タンポポでキク科タンポポ属。
雑草は強い生物と思われていますが、実は弱い生き物なのです。
強い植物が生い茂る森には生えることができません。
「花を咲かせて種を残すこと」のために
強い植物との競争(季節・場所)を避けているのです。
孫子の兵法で言うところの「戦わずして勝」戦略です。
日本タンポポは、春だけに花を咲かせ種を飛ばし終わると
自ら葉を枯らせ、根だけ残して眠ってしまいます(夏眠)。
これは、小さなタンポポでは、他の雑草が成長すると
競争に負けるからです。
弊社の出店戦略にも応用できる事例です。