風鈴と蛇口
お寺には、下記写真のような「風鐸」と呼ばれるものが
軒先に飾られています。
昔は、風が疫病を運んでくると信じられていました。
お寺の境内に悪い風が入ってくると「風鐸」が鳴り
疫病を退散させたとのこと。
疫病は、夏に流行したために、やがて各家庭で
夏に風鈴を軒下に吊るして
疫病を追い払ったのが、現在に続いているそうです。
お寺の境内にある水場は、
龍の口から水が出ています。
これを「龍口(たつくち)」と呼びます。
我々の家庭のそれは、「蛇口(じゃくち)」です。
これは、神社仏閣への敬意を表していて
普通の水場には「龍」より、格下の「蛇」という
文字を付けたそうです。