脳とイノベーション
「NTTグループ コレクション 2014」に行ってきました。
毎年、最先端の通信機能に触れられたり、
未来社会のイメージが垣間見えたりして、
アナログな私にとっては、非常に刺激になります。
2020年までには、通信量は現在のおよそ50倍になるそうです。
その結果、どのようなことが起こるのかを、予測しています。
1.スマートビジネス
2.スマートライフ
3.スマートタウン
が、キーワードのようです。
今すぐに弊社でも実行できる、タブレットを使った
顔を見ながらの会話は衝撃的でした。
一通り見た後で、「脳とイノベーション」という、
脳科学者、茂木健一郎氏の講演に耳を傾けました。
*現在の日本は、真面目な人間が多過ぎて、社会構造上も
イノベーションが起きにくい国である。
偏差値で大学入学がなされる限り、個性が封殺される。
ハーバード大学は何かとんがっていれば、スポーツや芸術でも
入学できる。
*世界一の金持ちであるビル・ゲイツは、高校時代数学だけが圧倒的にすごく
人とのコミュニケーションは苦手、そんな青年。
高校時代からパソコンのプログラミングを行い、それで収入を得ていた。
学校の先生も、忙しいなら学校は休んでも良いというような懐の深さ。
*これから子供を育てて成功させたいなら、
幼いころより、プログラミングと英語が必要。
佐賀県武雄市の試みは素晴らしい。
*グーグルは、トヨタの車を使って、2012年にアメリカの特区の二つの地区で
公道を堂々と自動で走らせる実験を行っている。
これが実現すると、産業構造自体が激変する。
飲酒運転ができたり、交通関係の警察が要らなくなる。
*このように、グレーゾーン(リスクテイク)をうまく使用しなければ
ブルーオーシャンにはならない。
へたすると、日本のパソコン業界がたどったのと同じように、
外側だけ日本車で肝心なソフトはグーグール性、になり兼ねない。
*本来は、イノベーションは簡単に起こるものだ。
その方法は、
1.出来そうもないことに真剣に取り組む(挑戦心)→脳からドーパミンが出る
2.個性の違う人が集まってチームを作る
SERENDIPITY(思いがけない発見や幸運)に必要なもの
1.action :行動
2.awareness :気づき
3.acceptor :受け入れ