漢方薬
私は、今まで中国古来のものと思っていました。
ところが、「漢方薬」とは、日本で処方される日本独自の医薬品だそうです。
ルーツは1500年前に中国から入ったものだそうですが、
鎖国により日本独自の発展を遂げて、漢方医学の理論に基づき
現在に至っています。
最近では、中国から日本の漢方薬を求めてくる人が
増加しているようです。
ただ、他の例に漏れず、材料となる生薬の80%以上を
中国からの輸入に頼っています。
ここにきて、円安、中国の人件費高騰を受け、
日本で栽培しても利益が乗るようになりました。
過疎地の休耕地が再び利用され、雇用にも役立っています。
漢方薬が西洋医学会にもその効能等が広く知られるに従い、
使用率が急増しています。
保険適用の錠剤も148種類に及びます。
そこでも、日本の生薬を使用した漢方薬は
安心・安全ということで人気だそうです。
「漢方薬」の日本国内における市場規模は約1500億円。
その中で最も売上高の大きい店は薬日本堂(株)。
全国に31店舗を展開し、ブティック風の店つくりで
20~40代の女性の支持を得ています。
資本金10億1400万円で売上高26億5千万円。
マツキヨやコスモス薬品等が鎬を削る一般薬品等には目もくれず
ニッチでダントツとなる。
また、その分野が今後も成長の可能性がある。
まさしく、中小企業の生き方だと思いました。