環境創り
実業家渋沢栄一の言葉に
「長所はこれを発揮するに努力すれば
短所は自然と消滅する」というものがあります。
会社経営をしていますと、いろんな性格の人物に出会い、
彼等を適材適所につけなければなりません。
業績が順調な時には、人事異動もあまり悩むこともないのですが
そうでないときには、かなり逡巡します。
どうしても、その人の短所や欠点が目につくものです。
これには用心しなければなりません。
業績が良くない時ほど、その人物の長所を見つけ出し
それが一番伸びる部署や担当に据えることです。
我々のような中小企業では、マンパワーが
会社全体に大きく影響してきます。
なかなか難しいことではありますが、視点を変えて
良いところを見つけ出し、そのことを本人にも気づかせることです。
その環境創りを真剣に考えることこそ
経営者の役割だと思います。