穏やかな一日
春の陽気に誘われて、昨日は徒歩で両親が入居している
ホームへ出かけました。
途中で遠回りをして、コンビニに寄り
イチゴの粒が入ったアイスクリームをひと箱購入。
午前11時過ぎに到着。ホームの廊下で、たまたま父と出くわし
母の誕生日祝いに来たと告げました。
母の部屋に入ると、少しきょとんとしていましたが
アイスクリームを見せると大喜び。
86歳の誕生日を3人でお祝いしました。
帰る時になって、何故私が来たのか理由を尋ねた母。
直前のことを忘れる、軽い痴呆は相変わらずでした。
「俺の名前は覚えとっね?」と聞くと
「当たりまえたい。○○。死んでん忘れんたい」と元気良い声。
自宅に帰る途中で、筆まめな父が書いたはがきを
郵便ポストに入れてあげました。
この二人の子供として生まれてきて、本当に良かったと
思いながら見上げた青い空には、ゆっくりと白い雲が
流れていました。