か・け・ふ
新聞を見ていましたら、商社伊藤忠商事の
広告が目に留まりました。
「か・け・ふ」という語呂合わせ。
「稼ぐ」「削る」「防ぐ」。
読んで字のごとく、非常にわかりやすいものです。
当然、「稼ぐ」が一番最初に来ます。
二輪業界は、ニッチな産業となりながらも
ただでさえ利益の薄いバイク本体の値引きをするところが
非常に多いと思います。
安くしてその分、販売台数が増えるのであれば
100歩譲って、それも有りかなと思います。
ところが現状は薄利で苦しむばかりで、数は全然増えないどころか
減ってきています。
その結果自転車操業を余儀なくされている店が
如何に多いことか。
本気で先ず、2%の利益向上を
全社員で目標として、あらゆることを実行すべきです。
当然商材は、バイク本体のみならず、オイルやタイヤ等の
周辺商品まで広げるべきです。
意識さえ変われば、「稼ぐ」と「削る」は必ずできます。
問題は3番目の「防ぐ」です。
一旦お客さんになって頂いた人達を、どう繋ぎ止めるのか
かなり工夫がいります。
その一環としてイベントやキャンペーンを行うのです。
ただし、これだけでは足りません。
お客様全員の名前を憶えて、常に笑顔で
お迎えするとか、競合他社以上の技術力を持つとか
意識も変え、地道な努力が必要となります。
最も難しい点は、「稼ぐ」や「削る」のように
目に見えてすぐに効果がわかるものではないところです。