ほんの小さなことのように思えて実は・・・
「信頼する」を広辞苑で調べますと、『信じて頼ること』とあります。
一方、「信ずる」を調べてみます。
『まことと思う。正しいとして疑わない。信用する。帰依する。』
一見するとどう違うのかわかりません。
ほとんど同義語に近い感じがするのですが 私の解釈の中では、
とても大きな違いがあります。
巷では、会社組織のなかで「信頼しても信用するな」という
管理上の金科玉条があります。
一般的には「信用」は過去に対し、実績や成果を評価する 客観的なもの。
「信頼」は未来の行動や感情について期待する 主観的なもの。
と、定義されています。
私の中では、「信頼」は定義に近いと思います。
しかし「信用」を気にしたことはありません。
他人が勝手に作り出した感があるからです。
そこで私は、更に深く『信ずる』ことに重きを置いています。
「信頼度」という言葉があります。
どれくらい信頼できるかの尺度です。
しかし、『信ずる』には、広辞苑にあるように
正しいとして疑わない、帰依するの意味があるのです。
つまり「信ずる度」などは存在せずに、
そこには 「100か0」しかない厳しくも崇高な態度なのです。
私が、友達もいなくて、部下の扱いが下手で、いろんな意味で誤解を受けるのも
ここに起因するからでしょう。
相手が重すぎると感じても、仕方のないことかもしれません。