男の価値
あれほど怖くて、頼りがいがあった父が
最近些細なことでも涙ぐむようになりました。
私自身は、高校3年で母親から、そして社会人1年生で父親から
それぞれ親離れをしました。
それからは、人前では絶対に涙を見せないことが
「男の価値」と思ってやってきました。
愚息達にも小さな頃から「男は泣かん」と教えてきました。
年を重ねると涙腺が弱くなるので、我慢するのも
最近では大変です。
ネットで、野球評論家の「江本孟紀」氏が
『インタビューで泣いた選手は消える』という持論を展開しており、
「金田正一」氏も同じような意見を述べられていました。
私も同感ですし、大半の女性も眼前や電話口で泣かれる男性には
憐れみ以外の何物も感じないと思います。
泣く暇があったら、「狩りをしろ」です。
近頃はLGBT等を認めようとの広がりからか
昔に比べて男性と女性の性差があまりなくなったような気がします。
記述していますように、私はくそ真面目の不器用な男ですが、
自分勝手な思い込みかもしれない「男の価値」を守り通すために
やせ我慢しながら人前で涙は見せぬようにしています。