アンナ・カレーリナ
とある知人夫妻と話す機会がありました。
二人とも、読書好きで、気に入った書物を
単行本から文庫本に変わったすぐに購入して
なるだけ安く、より多くの本を読もうと心がけています。
更には、夫婦で交互に読みあって
気に入った本は3回ほども読み直すとのこと。
このようにして読書の話で盛り上がったのですが
その中で奥様が「アンナ・カレーリナ」を
中学生の頃読んだと聞いて、大変驚きました。
私の記憶では、高校2年生の男子クラスになって
初めて「性」に異常に興味を持ち始め
親が寝静まった夜中にこっそりと読んだ記憶しかないからです。
やはり女性のほうが、かなり早熟だということを改めて知らされました。
この作品は、ウィキペディアによりますと
帝政ロシアの作家「レフ・トルストイ」の長編小説で
愛憎と社会性を絡み合わせた、簡単に言うと『大人の恋愛小説」です。
2002年に「世界文学最高の100冊」に
ノルウェー・ブック・クラブが選定。
2007年には英米の作家が選ぶ「トップテン 作家が選ぶ愛読書」の
首位を占めました。
私が以前に記述した三島由紀夫の純愛小説「潮騒」の
対極にある作品です。
現在の自分の蔵書になかったので、これも何かの縁だと思い、
最新の訳がなされた単行本を探し購入することにしました。
かなりの出費だと思いますが、いつものように
「酒も煙草もやらない、ましてや女遊びもしない」
それに比べたら超安上がりと自分自身を納得させて。