最後の決定打
新規出店をする時や、大きな借金をする時には
誰もがそうなように、単純な私でさえ
更に臆病と来ているから尚更、迷いに迷います。
そんな時に、毎年ほぼ日手帳に書き留めた
偉人、経営者の言葉を読み返すことにしています。
大濠、友泉、福重3店の改修と新規大型店の出店。
かなりの額の借金になります。
迷いに迷っている時に、業績不振店店長からの
多額の資金不足報告。
熊の様に本部内を歩き回りながら、溜息を突きつつ
愚痴をこぼしていると、魔ダムが
「全~部自分がしたことでしょう」と刺すような言葉。
確かに借金して店舗を造ってきたのも
各店長を任命したのも、100%私なのでぐうの音も出ません。
すごすごとリビングに引き返し、数冊の手帳を開きました。
『成功の保証がない所に投資を振り向けていくのが
企業活動の本源である以上、失敗確率を
ゼロにすることは無理』
『本気で成長戦略を掲げたければ、
勝手知ったる世界に引き籠る悪弊に
終止符を打たなければならない』
『失敗確率のそこそこ高い新規事業に
数多く小さく投資すること』
一人合点して、最後は「為せば成る」と言い聞かせ
必ず実行するのです。