経営のヒント
小売や飲食のチェーン店が苦戦を強いられていることは
既述していますが、絶好調のセブンイレブンの
総帥鈴木敏文氏をもってしても、グループ内のヨーカ堂の
実績凋落に歯止めをかけることができません。
結局、他の会社と同様40店の店舗閉鎖を実行します。
このモノ余りの現代、いくら大量の品揃えをして、
価格を少々下げてもお客様が喜ぶはずもありません。
弊社の店長の中には、未だに、「○○がかなり安くで見積もりを出して
困っている」等、自分の店つくりの努力を棚上げしながら
言い訳している者もいます。
その凋落激しいヨーカ堂の中でも、16ヵ月連続前年同月比を
上回っている店があるそうです。
他店と何が違うのか?
一言でいえば、地域密着、「こと」売りの店。
パートさん達スタッフの意見をどんどん取り入れ
地元農家と企画した商品や地酒の飲み比べ会等の
オリジナルな企画を実行しています。
YSPというヤマハ専門店での最高レベルの技術力とCSを
ベースにしながら、良い意味での個店主義、
つまり、その店の店主の人柄と店のオリジナリティが
今後の実績を左右するのは間違いありません。