身近なビジネスモデル
最近、天候は不順、持ち株は下がる、会社の業績も良くない、
ということで流石の私も、思わずため息が出ます。
このような嫌な流れを変える方法の一つに
私は、床屋さんに行くことがあります。
暇そうな曜日の暇そうな時間に行き、床屋さんの店主と
たわいもない会話をしながら、時には眠りこける。
全てが終わった時には、スカッとするだけでなく
きちんとした髪型を見て、背筋まで伸びます。
最近、その床屋さんに行き、商売について伺いますと
「調子は良いです。近くの床屋さんが数店
高齢を理由に引退され、そこのお客様と思われる人が
増えている。」
高齢の男性が増えただけでなく
女性も顔剃りや髪染で増えているそうです。
何気ない空間で、リラックスできて、たわいもない会話で
人との繋がりも実感できる。たまには、日常生活に
役立つ情報まで得られる。庶民のサロンです。
1か月に1度、およそ1時間のリラックスが出来て
3500円。
年を重ねると欲しいものが次第になくなるものですが
床屋さんを唯一の贅沢と感じておられる人が多いそうです。
格好良さそうという理由で、全国でも屈指の数を誇る
福岡での美容室の開業は、レッドオーシャンそのものです。
今からは、男女ともに高齢化が進みます。
競争相手がいない、『床屋さん』は
利益率の高い、お客の数が減らない、
在庫を持たないで済む現金商売という
究極のビジネスモデルの気がします。