フェラーリと同じ
既述していますように、今般、公道を走れるレーシーなバイクとして、
カワサキのH2や、ヤマハのR1およびR1Mが発売されました。
価格は、どれも200万円をゆうに超えて、R1Mに至っては、
税込み300万円超です。
カワサキとヤマハばかり話題になっていましたが、
遂に真打登場です。
6/11のニュースリリースによりますと、
ホンダが「RC213V-S]を発売します。
豪州、米国、欧州、日本で同時に発売されるのですが
日本円の価格は、税込み何と『21.900.000円』。
スーパーカーの代名詞、フェラーリと同等の価格なのです。
この円安等の政策で、軒並み好業績の自動車業界にあって
リコール等の問題を抱えたホンダは減益でした。
自動車業界で独自路線を貫いてきた
ホンダの将来が危ぶまれていました。
この危機で、優秀な社員はほとんどが、自動車部門に行き
二輪部門はかなり手薄になる。
その結果、ヤマハがこの数年で二輪シェアトップに躍り出る。
その時のヤマハのトップディーラーが弊社である。
てな感じで、いつも当たらない私の得意なシナリオを
描いていましたが、流石超一流は違います。
カワサキやヤマハの10倍の値付けです。
開発に数億円はかかるとされる、競技用のマシンで
ホンダが使用している「RC213V」を一般公道を
走れるようにしたものです。
乾燥重量は170㎏、999CC、タンク容量は16リットル、一人乗り。
タイヤはブリヂストンのRS10で
フロント120/70ZR17、リア190/55ZR17.
特別WEBサイトからの申し込みのみで、
CET中央欧州時間7月13日0:00から
全世界同時受注だそうです。
素晴らしいと思いませんか?
日本には、これだけ優れた技術や商品があるのです。
電器製品等が凋落した今では、
世界のシェアの半分近くを握り、世界中の垂涎の的である
日本のバイクが、このおひざ元日本で
軽んじられている気がして、本当に残念です。