晩節を汚す
2026年1月20日(火)16:32 読了。
「週刊ダイヤモンド 1/24・31合併号」
メインタイトルが「永守ニデック最終審判」。
私が経営者として最も尊敬する、旧日本電産創業者の永守重信氏が会長を務めるニデックの不正会計問題に切り込んでいました。
読めば読むほど、私が知らない彼のワンマンぶりが見えてきます。
いつの間にか裸の王様になっていて、周りは忖度の常連となっている姿があぶり出されていました。
2021年11月25日に初版が発行され、その年の12月10日には第2版が発行されるほどの人気が出た彼自身が書いた本を私も購入しました。
タイトルは「成しとげる力」。
本棚からその本を取り出してみると、発行翌年の私の誕生日に読み始めてその日のうちに読了していました。
ぱらぱらページをめくると、随所に赤鉛筆の線が引かれています。
何故彼を好きになったかというと、常に一番を目指し、猛烈に働き、私費を投じて将来の若者を育成する大学を作ったからです。
また、彼の「大法螺を吹け」には特に共感したものです。
我がグループの社員にも読むように薦めた記憶があります。
小さな会社を大企業まで育てた彼にも弱さがありました。
それが全く私と同じだったので、とても親近感を覚えたものです。
「私自身は傍から見えるより、はるかに憶病な性格である。夜眠れないこともあれば、恐怖におののくこともある。経営という仕事は、それだけの重責を担うものだしむしろ臆病さを持たなければ、やっていけない仕事でもある」
「一番以外は全部ビリだ」も好きなフレーズです。
次の断定は、私が社会人1年生の時に、仕事のできる先輩に教わったことと全く同じでした。
「これは最初は経験則だと思っていたが、最近では的外れではないと確信した。仕事が出来るものは『食事が早く、声が大きく、早く出社する』に尽きる。」
「常日頃から準備と努力を怠らず続けていること。良い流れが来た時は即断即決が原則。チャンスは一度しかやってこないし、たいていは物凄いスピードでやってくるもの」
「後から大きな喜びを手にするために、先に苦難や逆境を味わうべき」
「今は、一番が一人勝ちする時代」
「人の後ろからついていっても成功はおぼつかない。リスクを取って一番で参入する」
「出来ないと思うより先に、出来ると100回となえよ」
「悪いことの次は必ず良いことがやってくる」
「難問にぶつかったとき、それは出来ないと否定形から入ってはいけない。とかく頭のいい人間に限って、出来ない理由をとうとうと並べ立てる」
「人生の7割は運だが、ぎりぎりまで重ねた努力が運を呼び込む」
「あなたの運命は次の節分の時に変わる。それまで何とか持ちこたえなさいという教祖のお告げに救われた」
「人間関係というものは、どれだけ長い時間をその人とともに過ごしたかで決まる」
とまあ、私の琴線に触れる言葉のオンパレードで、実際私も似たように行動したものです。
そして会社規範の「S・K・D」(すぐやる・必ずやる・できるまでやる)は彼の言葉から採用しました。
昨年12月に重要な職をすべて退きましたが、説明がなかったことが残念でなりません。
